*僕の心に降り注ぐのは

僕の心を見透かしたように
眩しすぎるほど光っていた太陽が
急に雲に隠れ
僕の気分が沈んでいるように
ココロに雨を降らす
現実でも降っている雨が僕の身を濡らす
身も心も濡れて、気分は沈み沈む
どぶの中にずぶずぶ、と・・・
沈みに沈んで
それを見ていたかのように太陽が
「もういいだろう」と
再び雲から顔を出し
雨を止ませ
また眩しすぎるほどの光を放つ
だが、今度は普通の光とは違っていて
まるで、僕の心を、沈みに沈んだ僕を救い出すかのように
ココロと現実に虹を架けた
沈んでいるボクには眩しすぎて
ボクはどぶから上がり
固まった土の上に足をつけ、立つ
眩しすぎる光を身に浴びせ
それを目に映し
「綺麗だ」
と一言つぶやき
僕の気分は太陽のように、虹のようにきれいになった
それを見ていた太陽は満足そうに
そのままずっと光を放つのだった
もう二度と雲に隠れないよう
ずっとずっと・・・

・・・end